少しずつ整備が進められているこの地は、多摩市の西側、連光寺地区の丘の上にあります。
2014年、東京都は多摩市と稲城市にまたがる「連光寺・若葉台里山保全地域」を50番目の保全地域(東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づく)に指定しました。
この地域には丘陵の谷戸(やと)に湿地や樹林、畑、草地など多様な環境が組み合わさった里山景観が残っています。
2020年には生き物の生息環境を持続的に保全することを目的に区域が拡張され、その中には農地も含まれています。
多摩市は、保全地域のうち多摩市が日常管理する農地を、環境に配慮しながら、多様な主体が関わる持続可能な農業公園として活用していくことを目指しています。
保全地域内には希少な動植物が生息しています。
「連光寺・若葉台里山保全地域」の湿地に棲む生き物(一例)
・キバサナギガイ(東京都レッドリスト1類指定)
・ミズコハクガイ(東京都レッドリスト1類指定)
・ヘイケボタル
・ホトケドジョウ 他
(湿地帯は保護のため通常、閉鎖されています)
雑木林に生育する植物(一例)
・タマノカンアオイ
・キンラン 他
約400種類以上の植物種が確認されています。
2021年11月に多摩市は、保全地域における用地の活用について「連光寺・若葉台里山保全地域農的活用検討会」を設置、検討を行いました。
検討結果を踏まえて、市民とともに実験や体験をしながら農業公園を一緒に作っていくプロジェクトを行っています。
2023年度には、用地内に開墾した畑で試験的に農作物を作る取り組みや、市民が用地活用の仕方を考えるワークショップが行われました。
2024年度も市内農家を講師にジャガイモやサツマイモの農作業体験や保全地域についての学習・散策などが行われる予定です。
参加者募集中のイベントがある場合にお知らせします
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住所
多摩市連光寺六丁目17番付近(都道137号線沿い)
公共交通機関でお越しください。
永山駅または聖蹟桜が丘駅からバス→[聖ヶ丘団地]バス停(京王バス)から徒歩5分