ワクワク!ジャガイモの植え付け
多摩市連光寺にある農業公園予定地で、春のジャガイモの植え付け体験の試験事業が行われました。雨天で1週間延期になったのですが、今日は良い天気で気分もよかったです♪
今日の試験事業のため、予めアドバイザー農家である萩原さんと市職員で、耕うんと除草作業をしたのですが、畑の表面には早くも雑草が少し生えてきています。
アドバイザー農家の舩木翔平さんより、作業内容の説明がありました。
「今回はジャガイモを植えます。まず土を平らに均してからから、溝を掘り、種芋と肥料を置いていきます。」
「表に出ている雑草はすぐに増えますから、根っこから取り除きましょうね」
「この支柱には目印が5つ付いています。この目印にそって種芋を置いてください。」
誰でも均等に植え付けができるように工夫されていました♪
レーキ(熊手)の使い方に苦戦
みなさんさっそく挑戦です。今回はレーキを使って、まずは土を平らに均します。
初めてレーキを使う方もいたせいか、
「なかなか思うようにできないですね~」と言いながらも、みなさん一生懸命作業に没頭。
土を平らに均したら、真ん中に足を使って溝を1本作ります。
そこに種芋を5個置き、肥料をまいて土をかぶせます。
「肥料がジャガイモにあたるとそこから痛むので、ジャガイモとジャガイモの間にまきましょう」
アドバイザー農家さんと「農」トーク!
アドバイザー農家の萩原重治さんと舩木翔平さんが畑を回って参加者の皆さんに声をかけます。
「虫が出てきた!」と子供たちが大きな声を出しました。
「畑には良い虫と悪さをする虫がいるんだよ。この虫は悪さをする方だから除いておこうね」
種芋を置いて、肥料をまいて、土をかぶせたらまたもレーキの登場です。溝の両脇から土を集めて小高い畝を作ります。
「すごくキレイにできましたね。畑にはその人の性格がでるんですよ」というお話しも♪
アドバイザー農家に雑草が生えるメカニズムについて熱心に聞いていました。
里山保全地域内をみんなで散策
植え付け終了後、希望者は里山保全地域内の散策に出かけました。
パンフレットが配られ、いざ出発です!
竹林の中に入っていきます。畑のすぐ近くにこんな小道があったのですね。
職員のガイドで理解度アップ
多摩市職員のガイドのもと、里山保全地域指定の経緯を聞きながら歩きます。
貴重な動植物が残る水辺周辺は立ち入らず、遠くから観察するだけにしました。
「ここの湿地は、奇跡的にアメリカザリガニなどの外来生物が入ってこなかった区域です。
希少な動植物を今後も保全していくため、これからも『持ち込まない』『持ち出さない』ことが大切です」
みなさん熱心に聞き入ります。
農作業体験だけでなく、多摩市に残る貴重な自然についても学ぶことができて、盛りだくさんの1日でした。
おまけ
職員も奮闘しています
参加者の皆さんが作業し易いように、堆肥を小分けにしたり、道具をそろえたりと、参加者が到着する前の準備に余念がありません。
散策案内中は小型マイクとスピーカーも用意され、強風の中でも声が聞きとりやすかったと参加者からご好評をいただきました♪
(M.H)