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家族体験農業 収穫・交流会(永山・諏訪児童館)

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さあ、秋だ!収穫だ!

多摩市農業委員会と児童館との共催事業である「家族体験農業」は、季節を通じて農作物の植付けから収穫までの農作業の一部を体験し、子ども達に農業への理解を深めてもらう取り組みです。

5月の作付けから始まり、4回目となる今回は、いよいよお待ちかねの収穫&交流会です!

今回は、永山・諏訪児童館主催の収穫体験と交流会にお邪魔しました!

住宅地に隣接する、増田芳太郎さんの畑。

作業がスムーズに進行するよう、開始前に協力農家の方々が畑を整備していました。

協力農家の方々へご挨拶から始まり、本日の作業のコツを説明してもらいました。

「土は柔らかいので手でやさしく掘ってくださいね。

浅いところで見つけられることも、深いところに埋まっていることもあります。

がんばって探り当ててみてください。」と、作業の説明を担当する協力農家の伊藤忠男さん。

お芋掘りスタート!

『いもっ子探検隊』と記載された可愛らしい看板は、子ども達の手作り。

看板を立てることで、畑で自分たちの野菜を育てるぞ!という意識の芽生えさせるのに一役買っています。

「どこにあるのかな~?」

子どもたちの様子を見て、協力農家の皆さんが、それぞれに子どもたちを手伝ってくれました。

宝探しのように夢中で土を掘っていく子ども達。

畑のあちこちから「でっかい!」「やったー!」と大きな歓声が聞こえてきました。

小さい芋から大きい芋まで、同じ環境で育てても成長度合いが違うサツマイモ。

「広い畑の中では、どんなに一生懸命世話をしてもうまく育たない場所があり、収穫にも差が出てきます。そんな農業の奥深さを学ぶこともこの家族体験農業の一環です。」

と児童館の職員とスタッフ。

スーパーマーケットなどの店頭に並ぶ、形が均一な野菜と違い、畑で育つ農作物には個性があることを学べます。

「こんなに取れたよ~!」

ずっしり重いサツマイモを袋に入れると、次は落花生の畑へ移動です。

落花生も収穫しました

どんどん収穫していきますよ!

「落花生は土の中にあるんだね!」「こんなにたくさん実ってるの?!」

たわわに実る落花生。全部もぎ取るのは想像以上に大変な作業でした。

「落花生って生でも食べれるの?」

「生のものは茹でて食べてくださいね。乾燥させれば保存ができて長持ちしますよ」

協力農家の伊藤忠男さんが食べ方を教えてくれました。

観察ノートに今日の収穫体験で学んだことを書いて作業完了です!

待ちに待った芋煮会!

収穫の後は、芋煮会です。コロナ渦の中止を経て、4年ぶりの開催です。

会場にスタンバイされた大きな鍋。蓋を開けると湯気とともにお味噌の香りが漂います。

野菜たっぷりの汁の中には、みんなで育てたさつまいもが入っています。

マイお碗にたっぷりの芋煮を入れてもらいました。

「おいしーい」「サツマイモがホクホク!」

まろやかな味噌の風味と野菜の甘さが溶け合って、とてもやさしい味の芋煮。

心まであたたかくなるような自然の恵みを、みんなで味わいました。

最後は、みんなで一年間お世話になった園主の増田芳太郎さんと協力農家の方々へ感謝を伝えました。

農業の奥深さ、農家さんとの交流など、いつもとは違う体験を通してさまざまな表情をみせてくれた子ども達。

改めて、この家族体験農業が子ども達の豊かな心を育む種まきになっていることを実感しました。

(Y.A.)

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