素朴なおやつで、一味違った週末に
2024年3月24日日曜日、多摩市消費生活センターの調理室に、6組の親子が集まりました。
今日はあぐりあぐり主催の「親子で作るむかしおやつ料理教室」。
昔から多摩の農家さんに伝わるおやつを、親子で作る教室です。
講師は、一ノ宮で農業を営んでいる小暮敦子さん。
この日は3つのおやつを紹介してくれました。
ワクワク♪クッキング開始
まずは「おやき」。
粉を混ぜて生地を作っていきます。
今回使用した粉は、多摩市産の中力粉。多摩市では少量ではありますが小麦も栽培されています。
だんだんと弾力が出てきます。
「サラサラしていたのに、不思議だね」
寝かせたあとで生地を8等分にします。
皮に使う小麦粉はもちろん、具材の切干大根やシイタケも多摩市産です。
たっぷりの具材をきちんと包むのはなかなか難しい!そこは小暮さんから丁寧なアドバイスが。
そして、「たらし焼き」。
卵を使わないパンケーキといえば分かりやすいでしょうか。
ひっくり返すのは保護者の方々。
「よっこらしょ」
両面をこんがりと焼いて、砂糖醤油でいただきます。
最後に「あられ」。
お餅をのした時の切れ端を細かく切って乾燥させたものです。
少し多めの油を敷いたフライパンで炒めていきます。
カラカラ、カラカラ……。軽やかな音。
そうすると、あら不思議。だんだんと膨らんできます。
火を止めたら醤油と砂糖を回し入れて完成。
こうして、「おやき」「たらし焼き」「あられ」の3つの昔ながらのおやつが完成しました。
お楽しみのおやつタイム
みんなで、「いただきます!」
スーパーやコンビニで買えるお菓子に比べ、材料や作り方は昔ながらの素朴なもの。
でも、「美味しいね!」と手が止まらない子が多かったです。
たっぷり作ったので、「夜ごはんはいらないねー」という家族も。食べきれない分は、めいめい袋に入れてお持ち帰りにしていました。
食べている間、農家の小暮さんにはいろいろな質問が投げかけられていました。
小暮さんは、市内の学校給食にも野菜を出しているということで、実はいつも給食で食べている野菜が小暮さんの作ったものだった、ということが分かりました。
知らなかったおやつに会えたうえに、農家さんとも話ができ、一味違った貴重な週末になったようです。
(Y.H.)