「多摩市の新米をかまど炊きで食べよう」イベントレポート


多摩市南野にある、多摩市立一本杉公園内の古民家「旧加藤家」で「古民家のかまど炊きで新米を食べよう!」イベントが12月7日(土)に行われました。

目次

ワクワク!古民家のかまどを使ってみよう

皆さんは【古民家】や【かまど】に、どんなイメージがありますか?

電気釜を使ってご飯を炊くことが主流な現代。

だからこそ、どちらも知らないことばかり。

「薪にはどうやって火をつけるのかな?」
「古民家の中って、どんな構造なんだろう?」

好奇心がかき立てられます!

雲一つ無い晴天、赤い紅葉、黄色に鮮やかに色付いたイチョウ。

木漏れ日が差し込む公園内の道を行くと古民家「旧加藤家」が見えてきます。

なんと、ニワトリがお出迎えです。

「コケコッ…!…コー?」

という、少し遠慮がちな可愛らしい鳴き声に、参加者や運営スタッフの間に笑いが生まれました。

そんなのどかな時間を過ごしていると、参加者が次第に集まってきました。

かまどに火がついた!

運営スタッフの挨拶が終わると、いよいよかまどに火を入れます。

火が安定し、無事お米を炊き始めることができました。

炊き上がりを待つ間に、お米に関するクイズがスタート!

今回お越し頂いた多摩市の農家(小暮敦子さん、柚木充子さん)も参加しました。

「優勝者には景品もありますよ」

子どもたちの目がさらにキラッと輝いたような…?

クイズの問題は、大人達も「うーん…?」と悩む難しさ。

気になる結果は…?

なんと全問正解で、多摩市農家の方でした!

…が、景品は辞退されました。

景品は次点の子どもたちの手に渡りました。

古民家内には次第に、もくもくとした煙が一面に立ちこめていきます。

ごはんが炊けた!

「そろそろ炊き上がりの時間でーす!」

呼びかけの声に、かまどの周りに参加者が集まります。

真っ白で艶のあるごはんが炊きあがりました!

事前に準備した豚汁を囲炉裏で温め、その豚汁とかまど炊きごはんと

といっしょに、

「いただきまーす!」

ごはんはちょっとやわらかかったけれど、お米の風味と甘みが口いっぱいに広がります。

あたたかい豚汁と一緒に食べると、心も身体もほっと温まります。

参加者の子どもが「僕、おかわり!」と元気のよい声が…

おいしいごはんに箸が進みます。他の参加者から「さすが成長期!」「すごいなぁ!」という声が次々と上がりました。

最後に、皆で並んで記念撮影。

かまどで多摩市産の新米を炊き、地域の古民家での暮らしに思いをはせ、お米について学ぶ。盛りだくさんな一日となりました。

(E. K.)

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