農業公園を作ろう! 春ジャガイモの植付け編

(畑会 山田)

多摩市連光寺の「農業公園を作ろう」プロジェクト。

3月23日(日)に春ジャガイモの植え付けを行いました。

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ジャガイモ畑ができるまでの道のり

12月以来の久しぶりの畑のイベントです。

前回、前々回では竹林の伐採などの作業をしていました。

同時に、畑づくりもしっかり行いました。

冬は夏に比べて雑草は少なく、伸びても背丈の低い柔らかい草ばかりです。

しかし、2カ月に一度トラクターで耕す必要があります。 地域の農家・萩原重治さんにトラクターで耕していただきました。

トラクターで耕すと、雑草のないきれいな畑に大変身!

その後、農業公園市民サポーターの方々と一緒に牛糞堆肥や油かす、魚粉、米ぬか、有機石灰などを加え、作物を育てることができる畑に仕上げました。 ※環境保全の観点から土づくりの資材は一般的な投入量よりも少なめに使用しています。

さらに、今年度から導入した耕運機を使って、イベント用の畑を耕しました。 土が柔らかくなり、万全の状態でイベントを迎えられます。

イベント開催には、こうした地道な準備が欠かせません。 農家や市民サポーターのみなさんの協力に感謝です。

春ジャガイモの植付け体験

今年の春ジャガイモの植付け体験は、よい天気の中で行われました。 今回の品種は「きたあかり」と「男爵」です。

種イモが小さかったため、ほとんど切らずに植え付けました。

今回の指導者は、多摩市の農家の伊藤忠男さん。

植付けの見本を見せていただきました。

春ジャガイモの植付けは畝(うね)を作らず、土中に深く埋めるだけのシンプルな作業です。 そのためあっという間に終わり、拍子抜けした方もいたかもしれません。

しかし、ジャガイモは芽が出てからが本番です。 雑草取り、土寄せ、芽かきなどの作業が待っています。

やり方を教わった後、参加者それぞれが割り当てられた畑のエリアにジャガイモを植えました。クワやレーキでさらに耕す様子も見られました。

市民にとって、土に触れることは貴重な経験です。 子どもたちも夢中で土いじりを楽しんでいました。

同じ作業でも、畝の形や植え方に個性が表れます。 一人ひとりの性格が垣間見えるようでした。

また、畑の奥では市民サポーターの方々が別途ジャガイモを植えていました。 かなりの数を植えたので、今年もたくさんのジャガイモが収穫できそうです。

次回のジャガイモのイベントは5月の予定です。 芽が出始め、雑草も勢いよく伸びているころなので、気合を入れて臨む必要がありそうです。

おまけ のらぼう菜

当初、本イベント時に「のらぼう菜」の収穫を予定していましたが、思いのほか成長が悪く、小さいうえに苦みが強いため、収穫を見送りました。

もう少し経てば甘みが増してくる見込みですが、体験会のスケジュールにあわせて収穫する難しさを改めて感じました。

次回のイベントでは、春野菜を皆さんに多く収穫してもらえるよう、努力と改善を続けていきたいと思います。

(畑会 山田)

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