(畑会 山田)
多摩市連光寺6丁目の「農業公園を作ろう」プロジェクト。
今回は、農業公園予定地を試験的に開放する「オープンデイ」(※)イベントを初めて開催しました。
※本記事の「オープンデイ」については、「(仮称)連光寺六丁目農業公園予定地を訪問してみませんか」というタイトルで周知し、開催しました。ここでは「オープンデイ」という名称で報告させていただきます。
「オープンデイ」とは?
多摩市農業公園プロジェクトでは、今回新しい試みとして農業公園予定地を試験的に開放する「オープンデイ」を始めることにしました。
これまでの農業公園での試験的な活動は、事前に参加申し込みしてもらった上で、市民の方々に区画を決めて、ジャガイモやサツマイモなどの作物の栽培・収穫のために、3回程度通ってもらうという取り組みが中心でした。
一連の栽培過程を楽しめることや、芋以外の野菜も収穫できるため、参加した市民のみなさんには好評です。
しかし、その一方で、参加申し込みをしていない市民の方は農業公園に入る機会がなく、興味があっても見学しにくいという課題がありました。
そこで、どなたでも気軽に農業公園を見学できる機会を作り、多くの市民の方に知ってもらおうと企画したのが、今回の「オープンデイ」です。 野菜が多く育つ5月後半に開催することになりました。
オープンデイ当日の様子
5月24日の当日は、多摩市の職員が受付を設置。多摩市の農業や食関連のチラシなども準備し、他の活動のPRも行なっていました。

開始直前には、サポーターや市職員と事前の打ち合わせをしました。
市民の方がどのくらい、どのタイミングで来るか予測がつかないため、入念に役割分担などを確認しました。

採れたて野菜の収穫体験!
オープンデイの内容は、(1)野菜の収穫体験と、(2)連光寺・若葉台里山保全地域の散策・案内、(3)農業公園事業と農業公園整備に向けた基本設計の概要の展示です。 収穫体験は畑会の山田と市民サポーターが、散策等は市職員が担当することに。
開始時間になると、少しずつ市民の方が訪れ始めました。 初めて農業公園に来た方もいて、「前から気になっていたんです」と話していました。
この日に収穫できる野菜は、ダイコン、ルッコラ(花)、パクチー、タマネギ、ニンニクです。5月後半という時期もあり、根菜が多めでした。



オープンデイに参加した方には、全種類の野菜をそれぞれ収穫してもらうことができました。
畑で間近に見る、採れたてニンニクの姿
今回の収穫体験で市民の方の注目を集めたのはニンニクです。
ニンニクは収穫のタイミングが良いと、泥のついた皮がきれいに剥がれ、真っ白な姿に早変わりします。


掘りたての新鮮なニンニクは香りも格別です。なかなか見ることのない掘りたてニンニクの姿に、参加者から驚きの声があがっていました。
次回の開催もお楽しみに!
正午を迎え、気づけば、あっという間にオープンデイは終了の時間に。
これまで農業公園での取り組みを知らなかった市民の方に農業公園予定地で行っている試験事業や整備に向けた取り組みや連光寺・若葉台里山保全地域について知ってもらう良い機会になりました。
次回のオープンデイは、実りの秋の時期を予定しています!
(畑会 山田)