一ノ宮児童館での家族体験農業

野菜たちの生育環境をより快適に!
11月15日(土)、一ノ宮児童館で間引き&観察会を実施しました。

一ノ宮児童館での家族体験農業。
9月末に種まきをしてから約2か月、サニーレタス、二十日大根、春菊、小カブが心地よさそうに育っています。今日の目的は除草作業と観察会ですが、収穫もできそうな予感です♪

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密集して生えてきた野菜を間引きします

「畑の景色が前と全然違うね!」
「僕が種まいたところ、緑色でいっぱいだよ!」
「これ食べられるの?」

子どもたちが目を輝かせながら畑に集まってきました。

一ノ宮児童館の体験農業を担当してくださる農業委員の澤登さんは、大学や高校等で講師も務める農業のプロフェッショナル。
「畝の中心で春菊など“キク科”を育て、その周りに二十日大根など“アブラナ科”を育てることで、アブラナ科の野菜を虫が苦手な匂いを出すキク科が守ってくれるんですよ」と教えてくれました。“混作”と呼ばれる有機栽培で有効的な手法だそうです。
「アブラナ科は土を浅くしなければいけないなど、少し種まきが難しかったのですが、みんなうまく育ちましたね」と澤登さんも嬉しそうです。

密集して生えてきたカブや二十日大根を間引きすることで、栄養が十分に行き渡るようにします。もちろん採った野菜はすべて持ち帰って食べることができます。

小カブや二十日大根を一つひとつ指さしては、
「これちっちゃいの、これおっきいの、これちっちゃいの、これおっきいの」
と、ママに教えてくれる幼児さんの姿も。

サニーレタスは、周りの大きな葉の部分のみを収穫し中心の数枚を残すことで、また大きく育つとのこと。その場で、収穫したサニーレタスをほおばり、「おいしい!」「シャキシャキしてる!」「ちょっと苦い、でもそれがいい感じ」と子どもたちも、満足そうです。

草にも大事な役割があります

「実は草にも大事な役割があるんですよ」と澤登さん。
「前回、除草した草を畝の周りに置きましたよね。これにも大事な理由があって、その草が蜘蛛などの虫を近づけにくくしたり、土をやわらかくしてくれたりします。土けむりを起こしにくくするという役割もあり、草にも役割があるのです」。

「ええ、そうなの!?」と子供も大人も驚きの様子。

袋いっぱいに野菜を収穫しました

あっという間にサニーレタス、春菊、小カブ、二十日大根を袋いっぱいに収穫した子どもたち。
「葉っぱの部分も余すことなく食べることができますよ」
味噌汁、菜飯、オムレツなど、さまざまな料理への活用も澤登さんから教えていただきました。

隣で育てられている間引いた大根もプレゼントしてもらい、今回の家族体験は終了。
「もらった大根、おでんにしようね!」親子の会話を通じて、笑顔が広がりました。
次は12月!みんなで収穫祭です。

(S.H)

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