農業公園を作ろう! 夏野菜苗の植え付け

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多摩市の農家さんの苗を植えよう

多摩市連光寺の「農業公園を作ろう」プロジェクト。

今回は、農業公園市民サポーターのみなさんによる夏野菜苗の植え付けの様子のレポートです!

まずは苗の購入です。

多摩市の農業公園プロジェクトは、できる限り多摩市産の苗を使う方針をとっています。

ちょうどこの日はJA東京みなみ 多摩支店の「グリーンショップ多摩」で、多摩市の農家さんが作った苗の直売会がありました。

販売開始前からすでにお客様の長蛇の列が!

多摩市産の苗は大人気ですね。

他のお店で見る苗に比べて明らかに「大きい、太い、元気」な苗!

今回購入した苗は、キュウリ、ミニトマト、大玉トマト、千両ナス、長なす、甘長トウガラシ、スイカ。

きちんと収穫できるか少し心配な品目もありますが、いざ挑戦です!

土を耕すところから

購入後は農業公園へ。まだ耕していなかった場所なので、畝を作るところから。

耕して畝をつくり、マルチ(=畝を覆う農業用の資材。雑草抑制や保温などの効果がある)を貼り、苗を植え付けます。

苗を植えた後はたっぷりと水をまきます。

仮の支柱を挿して、さらに支柱と苗を麻ひもで固定します。

購入から植付けまで4時間ほどかかりました。

いつも元気な農業公園市民サポーターの方々も、この日はさすがにお疲れのようでした。

収穫までのハードルは高い!

夏野菜の収穫までにはいくつものハードルがあります。

多摩市の農業公園は、下流にある湿地環境の保全のため農薬や化学肥料を極力使用しないようにしています

そのため、害虫被害や病気のリスクが高まります。

去年も夏野菜を作りましたが、ネキリムシ、アオムシ、ウリハムシ、アブラムシ、オオタバコガの幼虫などの虫害が発生し、収穫量がかなり減ってしまいました。

また、夏野菜は肥料をより多く必要としますが、農業公園では有機肥料を主に用いる方法で試験的に栽培しています。

そして雑草も大敵です。暑くなれば草取りの仕事も増えてきます。

ハードルは多いですが、決して解決できないものではないと考えています。

それぞれの取組については、今後も紹介できればと思います。


ここで、農業公園にひとつ大きな変化が。

それは農業公園に水道が通ったことです!

今までは市役所職員がタンクに水を入れて、農地に運んでいました。

そのため、去年の夏のように雨が降らない日が続いた時には、水が足りず夏野菜がしおれてしまったこともありました。

今年はその危険はだいぶ少なくなりそうです。野菜栽培にとって大きなプラスです。

少しずつ変わっていく農業公園。 これからがさらに楽しみですね!

(畑会 山田)

 

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