京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターの「多摩市の野菜deごちそう祭」期間中に行われたイベント、「野菜エキスで宝石せっけん作り」の様子をレポートします。
宝石せっけんとは?!
「多摩市の野菜deごちそう祭」では、私たちの身近なものである『やさい』という切り口で、多摩市の魅力を紹介してきました。
今回の企画では、せっけん作りを通じて、親子で『やさい』について楽しく学び、さらに関心を深めることを目的としています。
京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター内のイベント会場には、8月の夏休みということもあり、たくさんの親子の参加がありました。
当日は、時間の都合上、講師の方が、事前に野菜からエキスを抽出して、せっけんのブロックを作ってきていました。
せっけんのブロックとは、透明グリセリンソープを刻んでレンジで溶かし、野菜から抽出したエキスと混ぜ合わせて着色したものを、型に入れて固めてできた四角いかたまりです。
こちらが、宝石せっけんの材料と作り方のレシピです。
野菜から抽出したエキスをせっけんの材料と混ぜ固めると、淡い色味が出て、まるで天然の石のような輝きに!
それを各自で削っていき、「宝石」のような形にすることで、宝石せっけんが出来上がります。
理科の実験みたいでワクワクしますね♪
さっそく作ってみよう!
まず、お気に入りのせっけんブロックを選びます。
ブロックをプラスチックのコップに入れ、それに透明のせっけんの液体を流し込み、固めます。
せっけんが固まったら、ナイフで切りだし、宝石型にして完成です!
まな板の上でカッティング作業。皆さん、真剣ですね!
上手にできたかな?
野菜エキスの抽出!
講師によるデモンストレーションで、紫キャベツを使った野菜エキスの抽出を行いました。
色鮮やかな紫キャベツのエキスを抽出します。
抽出した紫色のエキスを、少量の透明な石鹸の液体にいれて、ブロックの出来上がりです♪
SDGsを学んでみよう!
今回のイベントでは、せっけん作りの他にも「野菜が長持ちする保存方法」や、「どうしても食べられない外葉や皮を使って、せっけんを作ってみよう」など、SDGsの観点からも、子どものみならず、大人の皆さんにも学んでいただきたいという内容を教えてもらいました。
野菜の抽出エキスは、染めものなどにも活用できるということです。
食べること以外の様々な活用方法を学ぶことができ、こんなポテンシャルがあるなんて、『やさい』ってすごい!と改めて感じさせられたイベントでした♪
(Y.A)