(畑会 山田)
多摩市連光寺の「農業公園を作ろう」プロジェクト。
今回は畑の近くの竹林のお話です。
令和の竹取物語
1月の農業公園での作業風景です。

「いまは昔、竹取りの翁といふもの有けり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづの事に使ひけり・・」
という、竹取物語の冒頭がよぎります。
12月までで一般の方が参加する体験イベントは終了し、年度末の3月中旬までは農業公園の市民サポーターの方々と一緒に畑周辺の整備を行います。
畑エリアの南東側には大きな竹林があります。竹の生命力はとても強いため、伐採しないで放置しておくと、あっという間に畑が浸食されてしまいます。
前回竹を切ったのは約一年前でした。一生懸命作業したのですが、一年経つとまた竹が畑の方へとせまってきていました。
今年も伐採を始めます!
竹取りの作業
竹をノコギリで地道に切っていきます。
切るだけなら簡単なのですが、夏の時期に繁殖した葛(くず)のツタが竹に幾重にも絡みつき、切った竹をすぐに運び出すことができません。
そのため、まず、ツタを切ってから竹を引っ張らなければなりません。
これがなかなか大変な作業です。

竹を竹林から運び出すことができたら、次に竹の枝をナタで一本一本切り落していきます。
枝は比較的簡単に落とせますが、かなりの量になります…!

竹では用途別に150~200cmぐらいに切っていきます。

気づけば、竹やぶの前には切った大量の竹が山積みに。
小さい竹は現時点では、使わないので、置いて乾燥するのを待ちます。
後日、チッパー(枝などを細かく砕く機械)を借りて、それに入れて細かくして畑にまくなどして活用したいと考えています。
伐採記念にみんなで写真撮影(笑)。

1月に入ると、日中でも気温はかなり低くなります。
しかし、竹の伐採はかなりの重労働のため、寒さが気になりませんでした。
やはり冬はこういった身体を動かす作業で乗り切るのがよいですね。
竹をつかった畑周辺の整備
伐採した竹を使って、畑と畑をつなぐスロープのわきに「どどめ(土留め)」のようなものを作ってみました。「どどめ(土留め)」は、土手などが崩れるのを防ぐためのものです。

それ以外にも、通路の脇に置いて、区切りとして使っています。
また、地面に竹を敷いておくと、雑草を防ぐこともできるので、大量にある場合はこんな感じで敷きつめてみるのも活用法の一つです。

竹で何を作るか
せっかく大量の竹を伐採したので、何か活用できればと考えています。
竹取り物語の冒頭には「よろづの事に使いけり」とあり、昔は様々に使っているようでしたが、令和の時代では竹の活かし方がよく分からず、どうしようか悩んでしまいます。
また、竹といってもこの場所に生えているのは大きな孟宗竹ではなく、比較的小さめの真竹なので、大きな物を作るには工夫が必要です。
竹を使った柵、というアイデアもあります。
ほかに、「竹かご」などが編めればと憧れますが、さすがに職人技レベルの技量が必要になりそうです。
今回は以上です!
次回は、切った竹を使ってベンチを作りたいと思います。
(畑会 山田)