すくすく育て!~専門家と巡る「朝顔巡回指導第1回目」~

梅雨入り前の爽やかな日差しが降り注ぐ5月22日。多摩市内では、「せいせき朝顔市」で販売される朝顔を育てる農家のもとへ、南多摩農業改良普及センターとJA、多摩市の職員の皆さんが訪れました。

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朝顔の今年の「巡回指導」、スタート!

この日、7月5日(土)、6日(日)の朝顔市にむけて計3回実施される朝顔の「巡回指導」の第1回目が行われました。種から育てた苗を鉢に植え替える「鉢上げ」という作業を終えた朝顔が、元気に育っているかを確認します。

JA東京みなみ多摩支店の駐車場に集合したのは、東京都の南多摩農業改良普及センターの佐々木さん、JA、そして多摩市職員です。

出発前に今日の行程を確認

それでは朝顔巡回指導のスタートです!

一軒一軒、個性豊かな朝顔たちの成長記録


最初に訪れた須藤さんのハウスでは、生育がゆっくりの様子。「ハウス内の日照が強すぎるのかもしれません」と、佐々木さんから日除けの工夫についてアドバイスがなされました。なるほど、暑すぎても植物は疲れてしまうのですね。


2軒目、ベテラン農家の濱田さんのビニールハウスでは、すでに各鉢に支柱が立てられていました。つるが伸び始める前に準備万端ですね。

3軒目、萩原重治さんのビニールハウスでは、ぐんぐん育つ元気な朝顔がお出迎えです。

ハウスの中で今年の栽培のポイントを確認します

4軒目、萩原弘さんのビニールハウスでは、近くに他の花が植えられていることから、「アブラムシに気をつけてくださいね」と佐々木さんからのアドバイス。早期発見、早期対策が肝心なのだそうです。

5軒目の太田さんや6軒目の小暮さんのビニールハウスでは、生育は順調そのもの!佐々木さんから「この調子でいきましょう!」と太鼓判を押され、お二人とも一安心の様子でした。

葉の先までツヤツヤの太田さんの朝顔
生育が揃っている小暮さんの朝顔

夏に向けて、元気に育て!

こうして南多摩農業改良普及センターの職員等が直接朝顔を見て回り、それぞれの環境に合わせた的確なアドバイスをするからこそ、私たちは毎年きれいな朝顔に出会えるのですね。

これからさらに暑くなっていきますが、朝顔はつるを伸ばし、葉を茂らせ、美しい花を咲かせてくれることでしょう。次回の巡回指導では、どんな成長を見せてくれるのか、今から楽しみです。

(M. H.)

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