古民家のかまどで炊き立てを!
多摩市産の新米を味わう特別な1日

2025年12月14日(日)、多摩市立一本杉公園内にある古民家「旧加藤家住宅」にて、「かまど炊きで新米を食べよう!」というイベントが開催されました。
(主催:あぐりあぐり、協力:NPO法人シーズネットワーク)

「旧加藤家住宅」は、今から270年ほど前の江戸時代後半に建築されたと推定される貴重な建物です。昭和56年に現在の場所へ移築・復元されました。土間や囲炉裏(いろり)など、昔ながらの生活様式を体感できるこの場所で、今回はかまどを使って多摩市産のお米を炊きます。多摩市の農家の小暮敦子さん、柚木充子さんも参加して頂き、めったにない機会に、参加者のみなさんも胸を躍らせていました。

当日は寒さが心配されましたが、囲炉裏を囲んで談笑が始まると、会場はすぐに温かい雰囲気に包まれました。

目次

子どもたちが挑戦!かまどに火を灯す

「それではかまどに火をつけましょう!やってみたい人はいますか?」というスタッフの声に、「はい!」と元気よく手を挙げてくれた子どもたち。子どもたちが、マッチを使って慎重に薪(まき)へ火をつけて、いよいよ炊飯のスタートです。一部の子がマッチを使うのが初めてとのことで、火をつけるまで何度もチャレンジしていました。

薪に火がつくと、炭の心地よい香りが漂ってきました。煙が少ないのは、使用する薪を数年かけてしっかり乾燥させているからだそうです。時代劇や昔話で薪が山積みに描かれているのには、ちゃんとした理由があったのですね。

炊き上がりを待つ間の「お米クイズ大会」

お米が炊けるまではみんなで「お米クイズ大会」です。
あぐりあぐりのスタッフが
「新米を炊くときの水加減のコツはなんでしょう?」
「多摩市では昨年どのくらいのお米が収穫されたでしょう?」
と質問するなど、子どもから大人まで楽しめるクイズで大いに盛り上がりました。

見事優勝した方の娘さんは、小学5年生。学校での米作りをきっかけにお米に興味を持ち、今回のイベントに参加してくれたそうです。 親子での参加、とても素敵ですね。

ついに完成!白く輝く「かまど炊きごはん」

「お米が炊けました!しばらく蒸らしますね」とスタッフから声がかかりました。

「お米を炊くときは『はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いても蓋取るな』という有名なコツがあります。蒸らし終わるまで、蓋を取るのは我慢しましょう」という解説に、子どもたちは「お米の呪文かな?」と不思議そうな様子。

じっくり蒸らしたあと、ついに蓋を取ると……そこには白く輝くお米が登場しました!

お米の甘い香りが湯気とともに広がります。
おこげも程よくできあがり、スタッフからも「完璧に炊けましたね」と笑みがこぼれました。

炊きたての新米をみんなで「いただきます!」

お茶碗にたっぷりよそって、みんなで元気に「いただきます!」。

炊飯器では味わえない、炭の香りをまとったお米が口いっぱいに広がります。
囲炉裏で温められていた野菜たっぷりの汁物と一緒に味わいました。 野菜は柚木さんが提供してくれました。

参加した子どもたちからは、驚きと喜びの声が次々と上がります。
「おうちで食べるご飯と全然違うんだね!」
「ご飯がキラキラしてるよ!」

今回新米を提供してくださった農家の小暮さんに、「とてもおいしい!」と直接感想を伝える子どもの姿も見られました。

みんなでおかわりをして、ひつぎはあっという間に空っぽに。心もお腹もいっぱいになりました。
次回の開催時には、ぜひみなさんも参加してみてくださいね。

目次