「農業公園」でさつまいもの収穫!

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11月、ついに収穫の日

多摩市の「農業公園」を作る、という新プロジェクト。

第一弾はさつまいもの植え付けから収穫までの農作業体験が行われています。

 朝のうちは空気がひんやりしていましたが、だんだんと日差しが出てきました。ぽかぽか陽気の収穫日和!

参加者の方々は「どのくらい出来ているか楽しみ!」と、みなさんワクワクした様子でした。

まず、今回参加していた40組(約30名)のみなさんは、

1班と2班、収穫チームと、ワークショップチームとで分かれて作業をします。

今回は1班の収穫チームを見学させていただきました。

農家さんからコツを教えてもらって、いざ収穫

市内農家の萩原重治さんより、

「土の中のさつまいもが見えたら、周りを掘って折れないように少しずつ動かしてくださいね」「何本もあるから見落とさないように探してね!」と収穫のコツを教えてもらいました。

さっそく取り掛かると、あっという間に「あった!」「とれた!」「大きい!」などと声が聞こえ、立派に育ったさつまいもがどんどん出てきます◎

大人でも掘り出すのが大変な、大きな芋もたくさんありましたが、参加者同士で協力して掘ったり、取り忘れのさつまいもを教えあったり。

土から出てきた虫などの生き物にびっくりしながら、わいわい楽しく収穫できました。

その後は試験的に育てている別区画のさつまいもや、にんじんの収穫もお手伝い。まだまだ頑張れますよ~。

たっぷり収穫、素直な感想も♪

収穫を終えたお子さんは、「(大きなさつまいもが収穫できたのが)楽しかった!」「つかれた!」「暑い!」と興奮気味。

とれたよ~!

保護者の方々からは、「周りの皆さんが手伝ってくれて沢山取れていました◎」「焼き芋にして食べようと思います!」などのお声が。

ちなみに、さつまいもの品種はホクホク系の紅あずまだそうです。

収穫したてもおいしいですが、1週間くらいすると甘みが増すとのこと。収穫したてと味を比べるのも楽しそうですね。

にんじんも収穫!

さつまいもを収穫した後は、隣の区画で育てているにんじんの収穫も行われました。

人参の葉を手でふわっと包み込み、左右に揺らしながらゆっくり真上に抜いていきます。すっと抜けそうで、なかなか抜けない…

なかなか抜けないけどがんばる!

「葉付き人参はなかなか買えないですよね!」

「自分で初めて収穫できたし、収穫した日が分かるのが嬉しい。葉は天ぷらにしようと思う!」

さつまいものつるでリース作り

意外にも(!?)みなさんに人気だったのがさつまいものつるを使ったリース作り。

つるをくるくる3周ほど巻いたら、上からまたつるを巻き付けます。試行錯誤しながらも、みなさんとっても素敵なリースを作っていました。

クリスマスにも活躍!?

つるがこんな風に活用できるとは!驚きでした。素敵なお土産になりましたね♪

今後について考えよう!ワークショップ

その後行われたワークショップでは、今後の地域や人・畑の関わり方について意見交換がなされました。

お子さんを持つ保護者の方からは「こういった体験を通じて、今まで知らなかった(自然や畑、農業)ことを知っていける」「ゲーム感覚で楽しめている」といった意見や、「収穫したものをその場で食べられたらいいよね」「もっといろいろな収穫体験をしたい!」といった、今後への期待の声も出ました。

東京大学の八木先生からは「収穫の恵みに立ち会えることはとても良いこと。農業公園なら様々な作物を植えたりもできるのでは」とのこと。

実際に自分で畑に触れることはもちろん、畑を通じることで世代を超えて繋がることができる、助け合っていけること、とっても素敵ですね。

今後の展開がさらに楽しみな、多摩市の農業公園プロジェクトです♪

(M.K)

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