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農業公園を作ろう!サツマイモ畑の除草・観察編

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6月に植えたサツマイモはどうなっているかな?

多摩市連光寺で行われている「農業公園を作ろう」プロジェクト。

今回は、6月に植えたサツマイモ畑での農作業体験(草取り、つる返し)の様子を取材しました。

あいにくの曇天でしたが、30名程の参加者が集まりました。

6月に植えたサツマイモがどれくらい育っているか?ワクワクしながら畑へ向かいます。

前回よりもだいぶ草が伸びていて、自分の畝がどこにあったか?分からないという方も。

作業内容の説明を受けます

本日の主な作業は、除草作業と「つる返し」作業です。

「つる返し」とは?

サツマイモを植えて2ヶ月ほど経つと蔓がどんどん伸びてきます。

蔓は土に触れていると「不定根」という根を生やしていきます。

この不定根をそのままにしておくと、先に小さな芋がついてしまい、そこに栄養を奪われ、サツマイモが大きく育たなくなってしまいます。

これを防ぐ作業が「つる返し」です。種類によって不要な品種もありますが、一般的にサツマイモを栽培する上では必要な大切な作業です。

作業開始!

アドバイザー農家の山田さんから、つる返しのコツを教わります。

「まず蔓を返して畝に上げていく作業をします。誤って根本を引っこ抜いてしまわないよう土の状態を観察しながら進めていきましょう。」

さっそく作業を始めますが、

「え~!蔓って一体どうなってるの?」「どこが根っこなのか分からない・・・」

3か月ですっかり生い茂った畑の様子にびっくりする参加者たち。蔓を引き抜かないように注意しながら除草作業とつる返し作業をしていきます。

夏の間も畑を訪れて草むしりをされていた参加者さんの畝は、すっきりとしていて作業がはかどっていました。

取った雑草は区画の外に積んでいきます。

この雑草は敷地内の堆肥置き場で、米ぬかや油粕などと混ぜて堆肥を作ります。

写真は敷地内のたい肥置き場で熟成中の堆肥。今年6月に参加者の方々と協力して作りました。

今後は、肥料の一つとして畑で使用する予定だそうです。

作業を終えた畑はスッキリ!

草むしりとつる返しが終わった土の中からひょっこり顔をだした小さなさつまいも。

「さつまいも発見できたよ!かわいい~」

参加者のうれしそうな声が聞こえてきました。

「ねえねえ、コオロギ見つけたよ!」畑の生き物探しに夢中になるお子さん。

「昆虫もいいけど、蔓の方も手伝って~」というお父さん(笑)

複雑にからみ合った紐をほどいていくような作業でしたが、だんだんと整っていきました。

「お母さん、人参の葉っぱ見つけたよ!」

隣の野菜畑で育てられている農作物に興味をもって観察する親子。

季節を通じて畑に足を運ぶことで、農地の変化を体験できます。

試験堀りもしました

締めくくりは、実際に芋がどれくらい育っているかを子ども達に体験してもらう試験掘り。

「よいしょ!がんばれー」大人たちの応援団に囲まれ、小さな手で一生懸命引っぱります。

土中の栄養や水分を吸収し大地にしっかりと根を張っている根っこは、中々抜けないようです!

「抜けたー!」「大きいね!おいしそう」

今日の作業のごほうびに、素敵なおみやげをもらいました!

次回の収穫体験も、今日の経験を思い出せばきっと楽勝ですね。

市長からもエール!

当日開催中の地域のお祭りに参加されていた多摩市市長の阿部裕行さん。

畑に立ち寄り、農業公園のために汗を流す参加者の皆さんにエールを送られました。

ワークショップもあり!盛りだくさんです♪

農作業のあとは、ワークショップが開催されました。

農業公園を今後どうやってPRしていくか?参加者の全員で意見を出し合い考えていこうという取り組みです。

自分たちで作り上げた農業公園をより良いものにするため、様々な意見が集められました。

農業公園での今後の活動がさらに楽しみになりますね。

(A.Y.)

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