夏の家族体験農業 連光寺児童館:除草・観察会編

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どのくらい育っているかな?

今回の多摩市家族体験農業は、連光寺児童館で行われた「除草・観察会」へ行ってきました。
連日うだるような暑さが続いていましたが、この日は涼しくて草むしり日和。


小さなお子さん連れのファミリーから、お友達と毎年参加している小学六年生のお兄さん達まで総勢 17
組が集まりました。
元気な声が響き渡り、畑は大賑わい♪

まず、先生農家の小島さんより農作物の生育具合のお話がありました。
5月の家族体験農業で、サツマイモの苗と落花生の種子を作付けしたこの畑。


順調に作物が育っているように見えますが、実は作付け後に降った大雨の影響で、土が流されたり、苗や
種子が流出したり、根腐れを起こしたりと、様々なトラブルに見舞われた
そうです。

落花生の苗


雨で流されてしまったり、上手く育たなかったりした場所には、あらかじめ用意しておいた苗を、農家さ
んが再度植え付けてくれていました。
子どもたちをがっかりさせまいとする農家さんの気遣いに感謝です!

観察会スタート!


観察ノートを手に、自分が作付けしたサツマイモをじっくりのぞき込む親子。
「なんでこんなにツルが伸びているの?!」
小さかった苗が、すくすくと育っている様子に子どもたちはびっくり。

「他には、どんなところを観察すればいいかな?」
サツマイモの葉とにらめっこするように、真剣なまなざしで観察する子どもたち。
「根本を見てくださいね。何本に分かれていますか? 葉っぱの色はどうかな?」
先生農家の萩原弘さんが優しくヒントをくれました。

「何センチか測ってみよう!」「こんなに伸びていたんだね」
実際にツルの長さを測ってみると、自分たちの作付けした苗が、どれだけ成長したかが、さらに実感でき
たようです。


持ち上げてみると、とっても長~い! 95 センチもありました。

次は、落花生の観察!


鮮やかな黄色で可憐な姿を見せる落花生の花。
大人でも「落花生の花は初めて見ました!」という方がたくさんいました。


植物を見て気づいたことを観察ノートにどんどん書き込んでいきます。
ノートの余白が絵や文字で埋め尽くされていきました。

雑草取りは大変だ

観察が終わったら、おいしい野菜を作るのに欠かせない雑草取りです。


「この周りの草はぜんぶ雑草なの? どれを抜いたらいいんだろう」
「食べられる雑草ないかな?!」


中々引き抜けないがんこな雑草は、スコップで土を掘り起こしながら抜きしました。


「これはオーストラリア原産の豪州有田草と言います。畑では、やっかいな雑草のひとつです。」
雑草にもいろんな種類があることなど、農家さんの知識を丁寧に教えていただきました。


みんなで力を合わせて、雑草取りはあっという間に終わりました。
風通しが良くなりスッキリとした畑は、とても美しく見えます。


児童館の担当職員さんから、終わりのご挨拶。


「皆さん、本日はお疲れさまでした! 雑草はすぐに生えてくるので、ぜひ夏休みにまたお手
伝いにきてくださいね。その時は、農家さんへ元気よく挨拶してください!」
イベント終了後も、気になったことを農家さんに質問しながら、ノートにびっしり書き足していく参加
者もいました。


夏休みの自由研究にも役立ちそうですね!

農家さんとの交流タイム

先生農家の萩原重治さんが、野菜について色々教えてくださいました。
参加者からは「この畑のお野菜は、多摩地域のどこで買えるんですか?」という質問や、農作物の調
理法を熱心に聴くなど、活発な情報交換がなされていました。

毎年、この家族体験農業に参加されている親子連れにお話を伺いました。
日常と違うことが経験できて、すごく有意義な活動だと感じています」
「自分も毎回来るたびに新しい発見がありますし、おもしろいですね!」
大人も子どもも同じ目線で楽しめる、とても素敵な農業体験ができたようです♪
(Y.A.)

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